今日の高聾

美術部が第35回有島武郎青少年公募絵画展で入賞!

標記の件で、本校美術部から出品していましたが、結果2名が入選(うち1名入賞[奨励賞])となりました。
入賞26、入選74、落選252点ということで、それなりの狭き門となっている公募展です。道内美術系私立高校の入賞・入選が圧倒的に多数であり、昨年度は、本校からの入選者はおりませんでしたが、今年度は大躍進となりました。本当に素晴らしいと思います。
入賞作品は、F50号のパネルの中央に自画像、その周囲にさまざまな生物を配置し、徹底的に描きこんだ鉛筆デッサンです。作者の持つある種の思い切りの良さや美意識、高校生特有の、に加えた言語的少数者としての葛藤、そしてその境界からは見えづらい、その背景にある今にも割れてしまいそうなガラス様の繊細さを感じ取れる相当な力作となっています。
会期:令和 5年 2023年10月28日(土)~11月12日(日)
会場:有島記念館 [休館日:10月30日(月)、11月6日(月)]
ですので、お時間のある方は御覧になっていただければと思います。

展覧会Webページへのリンク

美術部が高文連全道大会に参加しました01

令和5年10月5日木曜日から6日金曜日まで、函館市で行われた北海道高等学校文化連盟第57回全道高等学校美術展・研究大会に本校美術部も参加いたしました。所属する生徒のうち、作品が全道推薦となった3名と佳作となった2名の計5名が参加しています。
そして、全道推薦3作品のうちの一つは、全道優秀作品に選出いただきました。素晴らしい!です。
大会においては、全道各支部からの選りすぐりの作品が一堂に会し、会場となった函館アリーナに展示されましたが、その作品数の多さに参加生徒も驚いていたようです。
研修会では、函館西部地区を巡り、公会堂周辺でのスケッチ等を行いました。美術部所属の学生には函館市出身の学生も含まれており、地元への凱旋のような形になりました。
(02へ続きます)

 

美術部が高文連全道大会に参加しました02

2日目は、全国大会推薦生徒の表彰式も行われました。広い会場の中、日程をやりくりした中での開催だったこともあり、必ずしも見やすさが確保されていたわけではありませんが、音声認識アプリの利用や引率教員による手話通訳等を行い、生徒からの要請に応じた合理的配慮を提供いたしました。
緊急性や速報性の高い情報はどうしても音声情報が中心となりがちではあります。参加生徒たちには、そのような有り様についても俯瞰しつつ、自分たちにとって必要な合理的配慮を説明し、具体的な支援の手立てを引き出していける力が必要ですし、同時に、聴者の集団に対しての妥当性のあるガイダンスができる力が本校のセンター的機能として求められていると考えます。
このような意味で、本校生徒にとっても良い機会ではありましたし、普通高校に在籍する聞こえる生徒達にとっても、聴覚障がいのある生徒たちがこのような場に参加する場合に立ち上がる社会的障壁について考えていただく機会になれればと考えます。今回の大会参加にあたって御支援いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。