活動の紹介・新着情報
筑波技術大学との連携授業(第4回目)が実施されました:情報デザイン科の授業風景
令和7年2月28日(金)、筑波技術大学との連携授業の第4回目が実施されました。
これまでの第1回から第3回までは、本校情報デザイン課の専門科目と連携した授業が行われました。具体的には、「デザインの拡張」というテーマのもと、グラフィックデザインと拡張現実(AR)を組み合わせた授業を展開しました。これらの授業は、遠隔オンライン形式で行われたり、筑波技術大学の先生にご協力いただきながら進められました。
今回の第4回目は、卒業式前日ということもあり、時間的制約がある中での実施となりましたが、デザイン科の授業の総括的な内容に加え、本科の1年生および2年生を対象とした「トリセツ」と「筑波技術大学」の説明会が行われました。
筑波技術大学の話を初めて聞く生徒も多く、特に渉外認識に関する学習については、理解が深まっている生徒もいれば、まだ十分に理解できていない生徒もいる状況でした。そのため、筑波技術大学の先生によるこのような学びの機会は、生徒たちにとって非常に貴重なものとなりました。
本校では今後もこのような連携事業を通じて、生徒の学びをさらに深めていけるよう努めてまいります
。
令和6年度修了作品展が始まりました:情報デザイン科の授業風景
令和7年2月19日水曜日から2月24日月曜日まで、市立小樽美術館にて今年度の修了作品展を行っています。
3月に修了を予定している3人の学生が科目「課題制作」で制作した作品とともに、これまでの授業で制作されたグラフィックやプロダクト類もあわせて展示しています。
ここ数年はデジタル作品が増えてきていますが、今年度も映像作品やDTPの技術を利用した作品が多く展示されており、過去と現在における当学科のカリキュラムの変化を感じることができます。
また、本科美術部の展示も同時に行っています。
開館時間は10:00~17:00となっております。最終日は15:00までです。
令和7年度(2025年度)公立特別支援学校(高等部)入学者【第2次募集】
筑波技術大学との連携授業~AR技術を活用したデザインの可能性~:情報デザイン科の授業風景
筑波技術大学の先生をお招きした「筑波技術大学との連携授業(3回目)」が2月14日金曜日に行われました。今回は、AR(拡張現実)技術を使った新しいデザインの可能性を学びました。今回は、チラシ制作にQRコードを組み込み、AR技術を活用する方法を実践しました。
AR技術とは?
ARは、現実世界にデジタル情報を重ねる技術です。例えば、スマートフォンでQRコードを読み取ると、追加情報が表示される仕組みが一般的です。本授業では、チラシにARを組み込むことで、より魅力的な情報発信ができることを学びました。
チラシとARの活用
ARを活用することで、以下のような新しい体験を生み出せます。
- 情報の拡張:QRコードを読み取ると、イベント詳細や関連動画が見られる。
- 体験型コンテンツ:歴史上の人物と写真を撮る機能などを提供。
- 3Dオブジェクトの表示:商品を3Dモデルで確認し、購入前に細部をチェック可能。
実践:ARコンテンツの作成
授業では、AR制作ツール「Adobe Aero」を使用し、実際にARチラシを作成しました。
- 新規プロジェクトの作成
- 3Dオブジェクトの配置
- QRコードの生成とチラシへの組み込み
無料の3Dモデルを活用し、昆虫を拡大表示したり、都市のランドマークを縮小表示するなど、新たな視点の提供も試みました。
今後の展望
3月にはオンラインを介した全国の聾学校との発表会も予定しており、より完成度の高いARチラシを目指します。AR技術を活用することで、チラシを「読む」ものから「体験する」ものへと進化させることが可能です。今後もこの技術を活用し、より魅力的なデザインを創出することを目指します。
令和6年度専攻科情報デザイン科修了作品展
令和7年2月19日水曜日から24日月曜日までの間、市立小樽美術館市民ギャラリーにおいて「令和6年度北海道高等聾学校専攻科情報デザイン科修了作品展」が行われます。
科目「課題研究」において、今年度修了予定の各学生がそれぞれの研究テーマを追求した結果を「修了作品」として展示させていただきます。
皆様の御来場をお待ち申し上げております。