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校長挨拶

御挨拶

 北海道高等聾学校は、本道全域を通学区域にし、就職や進学を目前に社会に羽ばたこうとしている聴覚に障がいのある生徒に対し、聴覚障がいに配慮しながら、高等学校に準ずる教育を行う特別支援学校です。
 本校は、小樽市の最東端に位置し札幌市手稲区や石狩市と隣接する銭函地区にあり、春香山を背にし、校舎からは眼下の石狩湾を渡って遠く留萌の暑寒別連山が日本海に浮かぶように望めます。
 このような地に、昭和45年(1970年)、本道の聾学校5校に併設された高等部が統合され、本道唯一の高等部単置の聾学校として本校が開校しました。
 今年は開校53周年を迎えます。
 現在、本科に普通科、生活情報科、産業技術科、クリーニング科の4学科、専攻科に情報デザイン科(2年課程)を設置しています。
 教科学習をはじめ、学校行事、部活動、寄宿舎生活等における本科の生徒や専攻科の学生の主体的な取組を大切にし、地域や保護者の皆様、本校教育振興会や同窓会の方々に支えていただきながら、職員一丸となって、自主性の涵養と心身の調和のとれた人間形成を目指す教育に努めています。
 今年度は、本科1年生9名、2年生17名、3年生9名、専攻科1年生3名、2年生3名の合計41名でスタートします。
 今年度も地域や保護者等の皆様、本校教育振興会や同窓会の方々の多くの御理解と御支援をいただきながら、学校教育目標を達成するために適切で具体的な指導と支援を進めて参りたいと思います。
 新入生や新しい職員を迎え、新たな気持ちで一人一人の生徒の教育的ニーズに応じた聴覚障がい教育を推進していきたいと思います。
 今年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 令和5年4月
                         北海道高等聾学校長 須 見 千 慶