2023年11月の記事一覧

どんどこ会(高等聾学校寄宿舎)

11月16日(木)寄宿舎では、交流を深める行事「どんどこ会」がありました。この行事は、2学年が司会、食事、会場、余興を担当し計画を立てました。

会食は、寄宿舎生から希望を募った豪華なメニュー。会話をしながら楽しい
会食となりました。

余興は「高聾〇×クイズ」を行いました。クイズは本校開校の年や教職員数、寄宿舎の自動販売機で売られている飲み物の数など多岐にわたる問題でした。回答がおもしろく、会場が盛り上がりました。

最後は、参加者全員で集合写真を撮り、普段と違う笑顔を見せてくれました。みんなで楽しいひと時を過ごすことができた素敵な行事になりました。

意見発表会

11/10(金)に、本校で「意見発表会」が行われました。
意見発表会では、生徒自らが日々の生活の中で感じていることや考えていることを
自身の体験を交えながら発表していました。

今年度は、1〜3年生までの12名が発表しました。
発表では、大勢の人を前に緊張しながらも、
堂々とスピーチをする生徒たちの姿に胸を打たれました。
また、話す速さや間の使い方、資料の見せ方等、
さまざまな工夫を凝らして、どうすれば伝わりやすくなるのかを
追求しているのが伝わってきました。

見学旅行

10/30(月)~11/2(木)の4日間に渡って、
見学旅行(本科2学年)が行われました。

見学旅行は、関西方面での実施となり、
1日目:「奈良公園」「東大寺」
2日目:「自主研修」
3日目:「USJ」
という日程でした。

生徒たちは、普段とはまた違った環境で、仲間と楽しい時間を
過ごすとともに、集団での過ごし方や自己管理等、
多くのことを学ぶことができたのではないかと思います。
これらの経験をもとにこれからの学校生活をより充実したものにしていってください。

また、実施に当たり多くの方々のご尽力をいただきました。
大きな事故に巻き込まれるということもなく、
無事に終えることができたこと大変嬉しく思います。
誠にありがとうございました。

 

有島武郎青少年公募絵画展表彰式

11月3日金曜日にニセコ町の有島記念館で表彰式が行われ、奨励賞を受賞した本校美術部の生徒さんも参加されました。
会場に展示された作品は、約3.5倍という競争率を勝ち抜いた作品群だけに、どれも若さにあふれた迫力ある作品ばかりであり、展示会場は非常に刺激的な空気に溢れていました。
審査員の先生からも、作品を目の前に個別に講評をいただくことができ、「確かなデッサン力をベースにした良作であり、周囲の動物たちの表情が大変よく描けている。大学に進学し、活動を継続されるということだが、ぜひ頑張ってほしい」との評価をいただきました。
表彰式においては、美術部担当が手話通訳を行い、当事者からの要請に基づいた合理的配慮を提供いたしました。他校の生徒の皆さんにも、聴覚障がい学生への合理的配慮や手話通訳の存在、またこのような大会参加の在り方等について考えていただける機会になったのではと思います。
加えて、他校美術部担当と本校担当が作品を前に話す機会があり「画面構成上躊躇しがちな要素の配置も、この作品においては、作者にとっての要素の階層性に基づいて非常にピュアに組み立てられているのが非常に魅力的であるし、興味深い」「このような配置の有り様自体が、作者自身の世界の切り分け方をそのまま表しているのかもしれない」「おそらく、描きたかったことは、目なのではないか。目というよりも視線なのかもしれない。目を細めて作品を見たとき、各オブジェクトのぼやけていった中で視線が強力に浮かび上がる。それぞれの動物たちの目線に意図を感じる。手話の構成要素として重要であるということだが、この作品においても「視線」自体が重要な要素となっている」というような評価をしていただきました。本大会において、非常にインパクトを与えた作品になったことは間違いないようです。