3学年 社会見学

5月8日(木)、3学年社会見学を実施しました。見学先は札幌地方裁判所と札幌聴覚障害者協会でした。
札幌地方裁判所は、社会見学の前に「裁判員裁判」についての出前授業(4月24日(木)2校時、本校にて実施)を行ってくださいました。生徒たちは、講師として訪れた裁判官の方のお話しを熱心に聞き、質問もたくさんしていました。
社会見学当日、札幌地方裁判所見学では、まず模擬裁判を体験しました。生徒たちは裁判官、検察、弁護士、被告、証人の役に分かれ、模擬刑事裁判に挑戦しました。台本を読み上げていく形で進む模擬裁判ですが、思いのほか臨場感があり、生徒たちもそれぞれの役をしっかりこなしていました。模擬裁判体験の後は実際の裁判を傍聴しました。生徒たちは初めて見る裁判に真剣な面持ちで見入っていました。札幌地方裁判所見学を通し、今後裁判員に選出された時、自分たちの責任や役割を果たしていくという気持ちを持つきっかけになったことと思います。
続いて見学した札幌聴覚障害者協会では、電話リレーサービスについて学びました。協会の担当の方が電話リレーサービスについて映像やPowerPointを駆使し、分かりやすく説明してくださり、生徒たちは興味深げに聞いていました。説明後の電話リレーサービス体験では、代表の生徒2名が本校と書店への通話を体験しました。本校への電話は教頭先生とお話しし、書店への電話では本の在庫について問い合わせをしました。生徒たちは、電話リレーサービスが自分たちにとって役立つものだと理解し、卒業後、社会に出た際に利用してみたいと話していました。
高校生活最後の社会見学を通し、卒業後、社会に出てからの自分たちの役割や、必要な支援を自ら求めていくことを学ぶ良い機会となったことと思います。

模擬裁判の様子