2024年3月の記事一覧
SCP外部依頼PJ~給食コン_ポスター制作~:情報デザイン科の授業風景
今年度もSCP(スタートアップカンパニープロジェクト)によるいくつかの外部依頼の教材提供をいただき、題材として授業に組み込みつつ、OJTの形式をとりながら、実際的で現実的な学習を進めました。
3月に入ってとりあげているのは、3月18日、19日の両日に道議会食堂で提供される「北海道学校給食コンクールとの共同企画『学校給食コラボメニュー』におけるポスターやフライヤー類です。
テキストデータや写真等の提供を受け、依頼側の意図を掴みながらAdobeIllustratorで制作された印刷物は、デザイン手法や印刷物の作成ルール等をよく踏まえて制作されており、1年間の成果が良く表れたものとなりました。
データの提供に時間的余裕があまりないことや、納期に余裕がない場合もあり得ることが、OJT的な学習の難しさではありますが、実際的で体験的な学習は、それを上回る意義や教育効果があると考えます。次年度も、多くの題材提供をいただければありがたく存じます。
筑波技術大学との連携授業:情報デザイン科の授業風景
令和6年3月13日、専攻科情報デザイン科では、今年度最後の筑波技術大学との連携授業を行いました。
今回の内容は、筑波技術大学が連携協定を結んでいる全国のいくつかの(聴覚)特別支援学校(聾学校)が技術大学に来校、もしくは、オンラインでつながり、今年度の連携授業において制作された作品等の成果物をスライドショー等を用いて発表し合うといったものです。
本校では、2月にAdobeDimentionやAdobeAeroを利用したモデリング及びAR制作体験を行いましたが、その内容について各学生がスライドショーにまとめ、発表しました。
また、1名が体調不良による自宅静養をしていましが、自宅からオンライン上で発表を行っています。
全国の学習活動の様子を相対的に把握する大変良い機会となりましたし、次年度の学習内容の計画立案においても、さらなる拡張を行うための示唆をいただけたと思います。
専攻科体験学習:情報デザイン科の授業風景
令和6年3月8日から3日に分け、本科1年生を対象にした専攻科体験学習が行われました。
この体験学習は、例年、3年生が卒業したこの時期に本科1年生を対象に行われるものです。卒業後の進路選択の一助としていただくために、専攻科学習内容について授業の枠組みを利用して、ハンズオン形式で研修していただきます。
今年度は、「HTMLを利用したWebページの制作」を題材に取り上げました。
HTMLは、「マークアップ言語」の一つであり、CSSと対に利用することで、Webページの内容とスタイルを定義し、文書を構成していくする要素となるわけですが、それをデザインにおける「情報を整理する」という本質的な要素と絡めつつ、実制作を通して、体験的に学習していただいたわけです。
授業においては、家庭料理のレシピをHTMLのテンプレートファイルに組み込むといった比較的単純なものでしたが、情報を構成する要素の階層性の存在自体とや、整理することとはそもそもどのようなことなのかといった、思考の本質に迫るための、かなり重厚感のある内容を経験していただけたかと思います。